六十四卦の第五十一卦は震為雷(しんいらい)です。
 この卦は、上下共に雷の卦でできています。雷が二つ重なっているわけです。雷の性
質は活動であります。その雷が二つ重なっていますので、この卦は、ここでは雷のような
勢いで、大いに活動することを意味します。
 雷は迅速で遠方に達します。しかし雷鳴は轟けども、その雷の実体は見えません。
 これを人の世に例えますと、噂だけが先行し、次第に大きくなって、その反面実がない
というあり様です。掛け声だけで内容がありません。内容がなければ何にもなりません
ね。これでは困ります。
 このような時こそ、物事を慎重に考え、冷静に自省して判断し、そして事を起こします。
そして事を起こしましたら、積極的に、またある時は冒険を侵しても、泰然自若。勇気を
もって行動しましょう。これが開運のポイントです。
 さて、第五十一卦、震為雷の象意をまとめますと、以下のようになります。


  
 上下共に雷の卦のこれは、雷鳴轟く象を示しております。
この卦は雷のような勢いで、大いに活動することを意味しています。雷は迅速で遠方に
達します。しかし雷鳴は轟けども、その雷の実体は見えません。噂だけが先行し、その
反面実がないというあり様です。 
 このような時こそ、物事を慎重に考え、心を冷静にして事を起こしましょう。そして事を
起こしましたら、雷のような勢いで、またある時は冒険を侵しても、泰然自若。勇気をもっ
て行動しましょう。

 :雷鳴轟く象。禍転じて福となすことを示します。確かに驚天動地の事態が起こり
ますが、ここで慌ててはいけません。どのような事が起こっても沈着冷静に行動すること
です。どのような困難でものりきることができますので安心して下さい。

 :自分の目的とする学校に集中努力することです。

 :だいたいにおいて見つかります。往来とか外出時に落としたものでも、運が
よければ拾った日とが持ってきてくれます。

 :運気が急に活動するきざしがあり心身ともに落ちつかない時です。吉事があり
そうで具体的にはありません。驚くことがあっても実害は少ないでしょう。分別なく進むと
骨折損をします。軽挙妄動して結局得るところがありません。

 :成るようで成りません。性急短慮が原因で成果があがりません。

 :大げさな掛けあいから何の結論もないままに終わる恐れがあります。

 :あれもこれもとやる気十分ですが、行動力が伴わず利益も薄いので、良い顧問
役を見つけることです。

 :落ち着きのない環境だから移転したほうがよいでしょう。

 :積極的な気分になる時ですが急ぎすぎて配慮不足となり愛が得られません。好
調にみえてぬか喜びに終わることが多いでしょう。考え方が平行して争いが起きます。で
ものちに愛は結実します。

 :まとまりそうでいつか立ち消えになったり、騒ぐほど条件もよくなく、モタつきま
すが、まとまります。結婚後は吉です。

 :性急な計画など準備不足のため驚くことにあいます。交通事故に注意。

 :意外な契機から高値圏内にむかって上昇しますが、長続きせずもみあって暴
落します。

 :発狂、逆上、てんかん、ヒステリー、騒病、肝臓、足の疾患、筋肉のひきつり、
神経病・リウマチなど激痛をともなう疾病。変動が絶えず、しかし外見ほどには悪くありま
せん。

 :初期には驚くことが起きたりしますが、出産は心配ありません。

 :威勢がよくて活気と行動力のある人物。調子はよいが約束事を守り切れない
人。運動神経の発達している人。性急で思慮不足な人。騒々しい人。音楽の好きな人。

第五十一卦 震為雷については以上です。

もう一度占う場合は、一日おいてから占いましょう。

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