六十四卦の第四十一卦は山沢損(さんたくそん)です。
 この卦は、上は山、下は沢の卦でできています。この卦の象は、山の下に沢がありま
して、沢の水が上に通じ、沢の潤いが山の草木に通じる意味を象徴しています。
 山沢損の「損」は、物が減っていくことを意味しております。人に与えて自分の物が減っ
ていき、少なくなっていくわけです。
 沢の土をとって山に盛る、一見自分が損するように感じられるかもしれませんが、長い
目で見ると、それが結局自分の実になります。まさに「損して得とれ」ですね。
 この卦象は、上下の卦が調和しております。喜んで自分のものを差し出し、他の者に
骨を折ってやることです。それが自分自身のためにもなります。
 私たちの日常生活では、損することもありますし、得することもあります。こういう時に
は、思いきって割り切りましょう。損するときには損をし、得をするときは、その得を得る
のです。
 あまりに利益に執着しすぎると、かえって痛手を受けることもありますので注意して下さ
い。 
 第四十一卦、山沢損の象意をまとめますと、以下のようになります。


  
 山沢損の「損」は、物が減っていくことを意味しております。人に与えて自分の物が減っ
ていき、少なくなっていくわけです。
  この卦象は、上下の卦が調和しております。喜んで自分のものを差し出し、他の者に
骨を折ってやることです。それが自分自身のためにもなります。
 私たちの日常生活では、損することもありますし、得することもあります。こういう時に
は、長期的なビジョンに立って、思いきり割り切りましょう。
 損するときには損をし、得をするときは、その得を得て、過ぎたことは積極的に減らし、
足りないところは補います。あまりに利益に執着しすぎると、かえって痛手を受けることも
ありますので注意して下さい。 
 
 :目先の利益を捨てて未来を勝ち取る心構えを持ちましょう。「損して得とれ」で
す。小利に目が眩むと思わぬ痛手を負わされることになりかねません。注意して下さい
ね。

 :地味な学校なら良いでしょう。神学校とか仏教学校などには良いでしょう。

 :あなたは忘れ物をすることの多いときです。外出時には気をつけてくださ
い。家庭内での紛失物は、置き場所が変わっています。

 :現在は何かと損失が多く冴えませんが次第に利益に転ずる気運です。私利私
欲に走ると大損をする結果になります。世話や苦労が多いですが公事などに誠意を以っ
て尽くすべき時です。

 :性急に事を進めてはいけません。再三の努力をしてかなえられます。第三者の
ために尽力することでお互いに願いが達せられます。精神的面は吉。

 :相手に一歩譲るとか、利益を与えることによって円滑に進展します。

 :目先の多少の損失を覚悟で進めれば次第に発展して利益を生じます。

 :不満があります。改築は良いですが移転は見合わせたほうが無難です。

 :功利的であったり自己中心的であると背かれます。誠意をもった献身的な行為
が実ってむくわれます。現在の出費や苦労も喜びとなって返ります。明るい対話に心が
けます。

 :世話や苦労が多く厄介ですが耐えてまとめれば良い縁です。貰う側よりやる側
に特に吉運です。初めはとかく何事に円滑に進まないが次第に活発になります。

 :できれば見合わせるのが無難です。ただし公益のための旅は吉です。

 :一時の損を投げてはいけません。持ち続ければ良くなります。現在順調である
ものは損失の恐れがあります。

 :過労又は過淫により脳病、逆上、食欲不振、体力衰弱、肺病、腫物、血行不
順、排便排尿に支障、月経不順など、栄養を取り養生することによって体力をつければ
次第に病状は良くなります。

 :初期に母体の健康に気をつければ安産です。

 :好人物で親戚知人のために何かと世話や苦労が多く損する人。外見剛気で内
面柔和な人。実行力に乏しい人。共同事業には不向きな人。公益、慈善事業に縁の深
い人。

第四十一卦 山沢損については以上です。

もう一度占う場合は、一日おいてから占いましょう。

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