(*)「火沢癸」の「癸」の字には、本来目偏がつきますが、テキストファイルにフォントが
ありませんので「癸」の文字を代用しております。

 六十四卦の第三十八卦は火沢癸(かたくけい)です。
 この卦は、上は火、下は沢の卦でできています。火は上に昇る性質をもち、沢の水は
低きに流れる性質をもっています。この卦では火と水とが向かう所を反対にしているわ
けです。
 各個人、一家の人たちの間の心が、みんなばらばらとなっていることを象徴しておりま
す。
 この卦名の「癸」は、お互いに背くことを意味しています。考え方の違い、反目すること
の意をあらわしています。これは、更に自分自身の心の中のことにもあてはまり、自分
自身の心に矛盾した相対する考えが浮かびます。
 このような場合、何事につけても冷静になりましょう。感情的になりますと、取り返しの
つかないことに発展する場合もあります。
 つまらぬ意地やプライドを捨てて、気長に妥協や和解できる点を捜し求められるかどう
かが開運のポイントとなります。
 さて、第三十八卦、火沢癸の象意をまとめますと、以下のようになります。


  
 火沢癸の「癸」は、お互いに背くことを意味しています。考え方の違い、反目することの
意をあらわしています。これは、更に自分自身の心の中のことにもあてはまり、自分自
身の心に矛盾した相対する考えが浮かびます。
 このような場合には、何事につけても冷静になり自己を省みる必要があります。感情
的になりますと、取り返しのつかないことに発展してしまいます。
 つまらぬ意地やプライドを捨てて、気長に妥協や和解できる点を捜し求められるかどう
かが開運のポイントです。

 :じめじめした反目対立。お互いの心が離れている状態です。感情的にならず、
気長に和解できる点を捜し求めましょう。

 :特殊技術を身に付ける学校ならばよろしい。芸術とか芸能方面です。

 :普通では戻らないことが多い。家庭では置いた場所が変わっている場合が
多い。

 :とかく対人関係の背反、トラブルの起きやすい時です。何事も意志どおりに進
展せず手違い、行き違いが生じ時勢、時流に背いて運気は渋滞気味です。

 :計画、予定のくい違いがあってあって進展せず目上や上司と背反して失敗や挫
折がありますが後になって望みが達成されます。

 :意見の相違があってこわれかかるが誠意を以ってはなせば成立します。

 :不適なことに努力して骨折り損のむきがあるので計画や方法を再検討すること
です。適業は順調に運びます。

 :肌に合わないので改築は良いでしょう。移転も悪くはないが、日時、方位など慎
重に検討すべきです。

 :意に反して円滑に進まぬときです。意見の相違、くい違いなどがあって不和を
招き、愛はみのりません。三角関係の恐れがあります。

 :いろいろと手違い、くい違いがありまとまりません。お互いの性格があわないた
め誤解や錯覚の起きるときです。

 :とかく手違いなどがあります。前半悪く後半は順調に行きますが延期したほう
が無難です。

 :見通しと現実が一致せず満足した結果は得られません。後になって上昇気運と
なります。癖をつかんでうまくいくことがあります。

 :発熱、頭痛、嘔吐、心臓病、眼病、口中の病、妄語、肺病、咳、食傷など。病勢
は危急な場合が多いが一命は保ちます。誤診、投薬のまちがいなどのこともあります。

 :予定日の変動があります。難産か手違いなど生じやすい。

 :芸術的才能に恵まれているか反社会的な人。変化しやすい人。好き嫌いの激
しい人。人に誤解され非難を受ける人。非家庭的で冷たい人。ひねくれ者。背信者。


第三十八卦 火沢癸については以上です。

もう一度占う場合は、一日おいてから占いましょう。

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