六十四卦の第三十五卦は火地晋(かちしん)です。
 この卦は、上は火、下は地の卦でできています。火は、ここでは日、つまりお日様、太
陽のことを意味し、地上に出たお日様が、だんだんと上に昇っていくあり様を表しており
ます。これはまさに旭日昇天の運勢を示し、吉卦のひとつに数えられております。
 この卦名の「晋」は、進むことの意です。旭日の明るい材料を含んだ運勢です。地上の
すべてのものが、お日様の光の下で、すくすくと育ち、成長・発展してゆきます。 
 現在の状況は、まだ夜明け前の暗がりの中にいますが、放っておいても夜は明けま
す。天気は快晴なので、心配することは何もありません。
 今こそ、全身全霊を傾けて全能力を発揮するときです。働けば働くほど収穫があり、や
ればやるほど報われます。
 しかし、そのようなときほど、心にゆとりをもちましょう。焦りは禁物。ゆったりと構える
ことで、この幸運は持続します。
 さて、第三十五卦、火地晋の象意をまとめますと、以下のようになります。


   
 火地晋の「晋」は、進むことの意です。旭日の明るい材料を含んだ運勢で、地上のすべ
てのものを、お日様の光が照らし、そのものたちが、すくすくと育ち、成長・発展してゆく
様を象徴しています。 現在の状況は、まだ夜明け前の暗がりの中にいますが、放って
おいても夜は明けます。すべてが順調に推移しますので、心配することは何もありませ
ん。今こそ、全身全霊を傾けて全能力を発揮するときです。
 働けば働くほど収穫があり、やればやるほど報われます。
 しかし、そのようなときほど、心にゆとりをもちましょう。焦りは禁物。物事には順序が
あります。何事にもゆったりと構えましょう。

 :昇り始めた太陽の意。すべてが順調に成長・発展する運勢です。物事には順
序がありますので、焦らず、ゆったりと余裕をもって事に当たりましょう。

 :進学のときです。目的校に入学できるでしょう。すべて好調にいくときですが、
気持ちがおごればつまづきもあります。

 :急いで捜せば見つかるときです。家出の娘さんなど警察の手で行方が判明
するときですから、そのときは急いで迎えに行かねばなりません。

 :沈んでいた気運が漸く向上、進展しこれまでの努力が功を奏して世に認められ
立身出世するときです。外見は華やかですので内面の充実に努めることです。
 
 :宿題達成のときですので中間の妨害、障害に注意して堅実に努力することが
大切です。

 :柔和な態度で接すれば成立します。相手の気の変わらぬ内に迅速に取り決め
ることが大切です。

 :新規事を始めるチャンスです。ただし世話苦労も多いが内部の充実を図れば
成果はもっと大きい。

 :吉慶、朗報のある時です。新築、改築、改装などはよいでしょう。

 :これまで恵まれなかった人は希望が生まれます。対話を大切に明朗活発な態
度や美しい粧いも大切ですが、気を多くすると親しい人と別れることにもなりかねませ
ん。

 :待望の縁談、申し分のない良縁ですが気持ちの先走りには注意して下さい。積
極的に話をまとめる努力が大切です。先方の外見に惑わされて内面を見ぬ恐れがある
ので結婚後の生活設計は堅実にすることです。

 :楽しい旅行です。引率者は細かい配慮が大切です。

 :これまで冴えなかった場合は人気集中して上昇歩調をとるがエネルギー乏しく
天井は早く来るでしょう。

 :頭痛、発狂、熱病、日射病、風邪の熱、さむけ、心臓疾患、腫物、梅毒、流行
病、伝染病など。病状は次第に悪化しますので、急変に注意すること。心臓麻痺を起す
恐れがあります。

 :安産です。

 :これまで下積みであったが価値を認められて脚光を浴びた人。才知があり人に
好かれる人。名声はあるが財運の伴わない人。文才、美的センスのある人。目立つ人。
派手な人。


第三十五卦 火地晋については以上です。

もう一度占う場合は、一日おいてから占いましょう。

トップへ
トップへ
戻る
戻る