六十四卦の第十八卦は山風蠱(さんふうこ)です。
この卦は、上は山、下は風の卦でできています。山風蠱は、山の下に風が吹き荒れ
て、草木が損なわれている状態です。この卦は退廃と腐敗を象徴しております。
この卦名の「蠱」は、「物事が壊れる」、或いは「年月が経って、腐敗する」ことです。
これはすべてのことに当てはまることですが、物事が安定すると、現状に満足して進取
の気性を失ってしまいます。そしてそこから腐敗が始まるわけです。
しかし、これは絶望すべきことではなく、ここから革新の方策をたてればよいのです。
人心を新たにする時機にきておりますので、今日に至った理由をよく考えて、革新方策 をたてて、実行に踏み切るべきです。現状を打破するのです。
現在の運勢は停滞気味です。現状に満足せず、すべての刷新を図りましょう。これが
開運のポイントとなります。
何もしなければ、情勢は変わりません。
さて第十八卦、山風蠱の象意をまとめますと、以下のようになります。
山風蠱は、山の下に風が吹き荒れて、草木が損なわれている状態です。この卦名の
「蠱」は、「ものごとが壊れる」、「年月を経て腐敗する」ことです。退廃・腐敗の象徴です。
しかし、これに絶望することはありません。腐敗・退廃は同時に新しい始まりでもあるか
らです。
現在の運勢は停滞気味ですが、進取の気性で新しいことにチャレンジして下さい。何も
実行が無ければ、情勢も変わりません。
すべて新しいことはここから起こるのです。革新の方策をたてて、すべての刷新を図り
ましょう。
:腐敗・混乱の象。禍根を絶つべく努力すれば、道は開ける。今日に至った理由
を省みて、生活の合理化・革新を図ること。
:父親または母親の卒業した学校なら有利です。少し外交性も必要です。
:だいたい家の中が多いときです。物の下に隠されたり、押入れ・戸棚の中に
あることが多いときです。
:表面は平穏安泰にみえて内部に調整し難い問題を抱えています。内部の改革
とか新風を吹きこむのが必要なときです。同士共食いなど醜い争いごとのあるときなの で体質改善が必要です。
:内部に問題があります。前進するより内部の改革を進めてください。環境や事
情が好転するまで待つことです。
:当方の意志が通らず、先方に押されて交渉は成立しません。膠着状態で突破
口がつかめません。
:新しい開業はよくありません。内部の問題を解決することが先決です。使用人
など動静に注意すること。
:内部や環境には難があります。改革や移転は吉です。
:すでに肉体関係や三角関係などがあってトラブルがおこります。年上の女、年
少の男を誘惑します。腐れ縁のため身動きができません。
:正常な結婚でなく世間体をはばかるような事情があります。相手にも情事の隠
し事や悪い疾病の恐れもあります。結婚後いろいろ不快な問題が発生する兆候がありま すので取りやめたほうが無難です。
:とりやめると吉です。無理に出かけても疾病とか気のくさることがあります。
:内部に悪い材料があって冴えません。当分静観したほうが無難です。
:遺伝的なものが多く病根が深くて完治し難いでしょう。便秘、自家中毒、回虫、
腫瘍、性病など病根は根深く病勢は募ります。重症は凶の兆候があります。
:最初は胎毒がありますが出産は無難です。
:外見は真面目で実直ですが内面には人知れない難問や醜事を抱く人。親の悪
弊を継ぐ人。遺伝性の悪疾を持つ人。女色にふけり酒におぼれる人。婚期を逸した女 性。
第十八卦 山風蠱については以上です。
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